成人式当日が雨&雪でも安心!天気が悪いときのポイント総まとめ
毎年1月第2月曜日に、多くの地域で開催される「成人式」。お気に入りの艶やかな晴れ着に袖を通すのを心待ちにしている人も多いでしょう。
しかし、成人式当日が必ずしも天気が良いとは限りません。そこで今回は、成人式当日に万が一天気が悪かった場合に気を付けたいポイントについてのお話をしていきます。
天気が悪いときも万全に準備を整えて、晴れやかな気分で当日を迎えたいですね。
1.小雨でも傘は用意しておこう!
確実に晴れの予報ならば問題ないですが、曇りや曇りのち雨など雨の可能性が少しでもあるときは、傘を必ず用意しておきましょう。
急な雨で振袖が濡れてしまっては、折角の気分が台無し…。全身がすっぽりと覆われるような大きな傘が理想的です。和の雰囲気を大切にしたいなら、和傘もおすすめ。振袖との相性が良いのはもちろん、雨の日ならではのフォトジェニックな写真が撮影できますよ。
洋服の場合、雨に塗れても自宅で簡単に丸洗いできる場合が多いですが、振袖の場合は簡単に洗うことができません。
雨によって出来た染みは、なかなか落ちないこともありますから、大切な振袖が濡れることのないよう、雨対策をしっかりとしてから当日を迎えるようにしましょう。
2.高確率で雨なら、雨コートを用意するという手も
高確率で雨や雪が降る地域であれば、雨コートの準備もしておきたいところ。雨コートとは、振袖の上から羽織るアウターのことで、雨で着物が濡れるのを防いでくれます。傘ではガードしきれない、横や下からの雨の濡れや泥ハネのガードが期待できます。
雨コートは大きく分けて一部式と二部式の2種類がありますが、振袖用として販売されている多くは二部式です。二部式の雨コートは上下に分かれているので、一部式に比べると多少着脱に時間がかかりますが、着物の裾に合わせて着丈を調節しやすいというメリットがあります。
着物の裾は気づかないうちに、泥ハネで汚れてしまうことがあるので、雨コートを選ぶときはとくに、着物の裾が隠れているかということに注意しなければなりません。雨コートを購入するときは、裾の長さをとくに気を付けるようにしましょう。
価格は数千円代のお手頃なものから、本格的なものまで様々。数千円代の雨コートは、ビニール製のものが多く、身に付けると中のデザインが透けて見えるので、コートを着た状態でも華やかな印象です。
機能面やデザインなど様々な種類がありますから、好みのものを選択しましょう。
3.雨草履や足袋カバーで足元の雨対策
振袖は、雨コートや傘をさすことで汚れを防げますが、草履や足袋は気を付けているつもりでも、いつのまにか泥ハネが出来てしまいます。とくに、成人式では白い足袋を履く人が大半なので、汚れが付いているととても目立ちます。雨草履や足袋カバーなど、雨や雪の対策に効果的なアイテムを使って、汚れを防ぎましょう。
雨草履
足先にカバーが付けられた草履のことで、雨水や泥ハネで足袋が汚れるのを防いでくれます。毎年、雨や雪が降っているという地域であれば購入しておくといいかもしれませんね。
また、当日天気が悪くなくても、路面が塗れていたりすると歩くときに泥ハネはできてしまいますから、冬場の雪が多い地域では購入しておくと重宝するでしょう。
草履カバー
手持ちの草履に取り付けて使うカバーなので、新たに草履を購入する必要がありません。自由に着脱できるので、天候によって付け替えることができるというメリットがあります。晴れの日でも念の為、バッグに入れておくと安心です。
足袋カバー
足袋の上に履く足袋カバーも雨の日の汚れから足袋を守ってくれるアイテムです。移動中は足袋カバーを付けておき、会場に付いたときに外せば、キレイな足袋の状態で成人式に参加できるでしょう。
4.雪の日はブーツでモダンな雰囲気に
雪が多い地域であれば、着物にブーツを合わせるコーディネートもおすすめです。草履だとどうしても雪や雨が染み込んできてしまいますが、ブーツであればその心配はいりません。
裾をあえて短めに着付けて、ブーツを見せるようにすれば、モダンな雰囲気のコーディネートになりますよ。
やっぱり草履が良いという人も、移動中はブーツを履くことで、足袋の汚れを最小限に抑えることに繋がります。普段履いているブーツでも大丈夫なので、検討してみてはいかがでしょうか。
5.万が一、汚れた場合はどうすればいい?
いくら気を付けて行動をしていても、気づかないうちに裾に泥ハネが付いてしまった、ということは良くあります。そんなときは自分で何とかしようと無理に擦ったりせずに、プロにクリーニングを依頼しましょう。
素人判断で下手に着物のシミ抜きを行うと、場合によっては取り返しがつかないことにもなりかねません。雨や雪の日はとくに着物が汚れやすいですから、早いうちに専門のクリーニング業者へ持っていきましょう。
また、レンタルの場合は、クリーニング代金がレンタル料に含まれていることが多いので、自分たちでクリーニングせず、そのまま返却することがほとんどです。汚れた部分があるようであれば、返却時にそのことを説明しましょう。
クリーニング代金が含まれているとはいえ、酷い汚れであれば追加料金を取られる可能性もあるので、借りているということを忘れずに、丁寧に扱いたいものです。
出典:http://hon-matsuba.co.jp/furisode/
成人式当日は、晴れてくれるのが一番ですが、天気は自分たちではどうにもならない部分です。当日急な雨が降っても大丈夫なように、事前にしっかりと準備をしておきましょう。お気に入りの振袖を着て、楽しい成人式を迎えてくださいね。