日本に生まれて良かったかも!世界のびっくり成人式 - 大阪の振袖なら本きもの松葉

日本に生まれて良かったかも!世界のびっくり成人式

ある一定の年齢に達した人間を一人前の人として認めるために行う儀式を「成人儀礼」と言います。日本でこれに該当するのは「成人式」ですが、世界中にはさまざまな成人儀礼が存在しています。

今回は、立派な一人の人間として認められるための世界の儀式について取り上げたいと思います。

世界の成人儀礼はさまざま

現代の日本で行う成人儀礼には、大勢で一堂に会し成人を祝う「成人式」があります。

日本の成人式ではクリアすべき課題を与えられるといったことはなく、それぞれが気持ちを改める機会という意味合いが強いのが特徴です。これは、かつて行われていた元服(げんぷく)や裳着(もぎ)などについても同様です。日本の場合、農村などでは何らかの課題を与えられることもありましたが、一般的な貴族や武家社会では成人する際に特定の能力を示す必要はありませんでした。日本において「成人」のカギとなるのは、年齢だったのです。

ところが、世界には自分の能力を周囲に示し、認めてもらわないと一人前になれない地域が存在します。その能力の示し方はそれぞれの民族により異なりますが、度胸試しである場合が多いようです。

太平洋諸島地域 バヌアツ共和国

バヌアツでは、櫓を組み、およそ30メートルの高さから飛び降りる「ナゴール」という儀式が行われています。これは、いわゆる「バンジージャンプ」のもととなったものです。

ナゴールでは足首に木のツルを巻きつけて飛び降りますが、アトラクションとしてのバンジージャンプとは異なり、ツルには伸縮性がありません。そのため体には強い負荷がかかり、ツルが切れることもあるので命がけです。

ナゴールは夫の暴力から逃れるために高いところから飛び降りた女性の足に、偶然ツルが絡み助かったことから生じたと言われています。度胸とともに、飛び降りる人の運の強さも試されているのかもしれません。

出典 http://www.dailystar.co.uk/news/

アフリカ マサイ族

マサイ族は14~15歳になるとライオン狩りに出かけます。ライオンに勝つことで一人前の人間と見なされ、ライオンを恐れて狩りに出かけられないものは一人前と認めてもらえません。従って、村の会議にも参加できず、結婚もできないと言います。

勇気がないと成人できないというわけですが、百獣の王ライオンに挑むには、かなりの度胸が必要ですね。

パプワ・ニューギニア

パプワ・ニューギニアのある民族では、サメをほぼ素手で捕らえられるようになると一人前と見なされるようです。ライオンと同様、サメもかなり獰猛で恐ろしい生き物です。

それを素手で……日本ではとても考えられません。

エチオピア バンナ族

エチオピアのバンナ族では、成人を迎える男子は裸になり、体じゅうに牛糞を塗ります。牛を10頭ほど並べ、その上に飛び乗って渡ります。牛の背中を4往復して初めて大人として認められると言います。

日本人の感覚では、まず牛糞を塗るのがためらわれますね。さらに牛の上に乗る……牛が暴れたら、と尻込みしては、一人前の人間と認めてもらえません。

アマゾンの支流に住むサテレ・マウェ族

アマゾンのサテレ・マウェ族では、成人を迎えた男子は世界一の毒を持つと言われるアリがたくさん入った手袋に両腕を入れなければなりません。アリに噛まれて瀕死の状態になり、その苦しみに耐え抜いてこそ一人前であるとみなされると言います。

敢えて毒を持つ生物に噛まれる、という日本では考えられない儀式です。苦しみに耐えられることが強い男の象徴なのでしょう。

インドネシア ニアス島

ニアス島では、成人すると2メートル程もある岩の跳び箱を飛び超える儀式を行います。その姿はインドネシアの紙幣にも印刷されており、ニアス島のシンボルとなっています。

巨大な岩を飛ぶには勇気も必要ですが、身体能力の高さも試される試練です。

出典 http://samborpreikuk.blog.fc2.com/blog-entry-14.html?sp

ヨーロッパでは成人の儀式は存在しない

アメリカやフランスには成人儀礼が存在しないようです。

イギリスでは、18歳の誕生日に大勢の人を招きパーティーを開き、この日を境に門限がなくなり、大人と見なされるようになると言います。ここでも日本の場合と同様、成人のカギは年齢で、大人になるとともに全ての責任を負うようになります。先述した世界の儀式と比べると随分楽に感じられますが、責任を負うということは親の庇護を受けられないという意味もあります。

試練があってもなくても、大人になるということは厳しい社会の一員として迎えられるということ。社会の中できちんと役割を果たさなければならないのは同じなのです。

ヨーロッパの上記以外の国でも、成人するとパーティーを開き祝うことが多いようです。無事に大人になることができるということは、万国共通でめでたいことなのですね。

まとめ

世界には現在もさまざまな習俗を持つ人たちが暮らしており、人生の節目に行う儀式も驚くほど多様です。

一人前と認めてもらう成人儀礼は最も重要な儀式のひとつ。これを乗り越えなければ社会の一員にはなれません。

命がけの成人式に比べると、日本の成人式は穏やかです。その分、正装し式典に臨むことで気持ちを正し、自分が大人になったことを実感します。懐かしい顔と語らうのも楽しみの一つですが、成人式に参加する際には、是非大人としての自覚を持っていただきたいと思います。

一生に一度の成人式が、あなたにとって思い出深いものになることをお祈りしています。

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