20歳になるあなたへ〜オトナ女性の為の恋の名言集〜 - 大阪の振袖なら本きもの松葉

20歳になるあなたへ〜オトナ女性の為の恋の名言集〜

「恋」という文字は、心臓を糸で引くさまをあらわしています。心の上に糸がふたつ。その間に言という文字が挟まれているのが本来の「恋」のカタチです。

この文字は、心を強くひかれるさまを表しており、この文字のもととなった古い文字では、糸の間に持ち手のついた刃物を表す形が置かれているのです。心をひかれる恋、でもそこには、相手や自分を傷つける可能性がある刃物も含まれている・・・恋はなかなか奥が深そうです。

今回は、オトナの入り口に立った皆さんに贈りたい、著名人の残した恋に関する名言をご紹介したいと思います。

知っても知らなくても苦しい、それが恋

「恋をすることは苦しむことだ。苦しみたくないなら、恋をしてはいけない。でもそうすると、恋をしていないことでまた苦しむことになる。」

ウディ・アレン

恋をすると、人は恋することの苦しみを知ります。
彼に想いを寄せて胸がいっぱいになったり、想いを伝えて良いのかを迷ったり。
彼の心が別の女性にあることを知り、辛い思いをしたり。
恋を知らなければこんな気持ちにならずに済んだのに・・・そう思うことは多いものです。

けれど、恋を知らなければ、彼をひと目見ただけで気持ちが舞い上がったり、彼に見つめられた時のときめきは知らないまま終わります。
知っても、知らなくても苦しい、それが恋なのです。

もう少し夢を見させて・・・

「愛する人に本当のことを言われるよりも、だまされているほうがまだ幸せなときがある。」

ラ・ロシュフーコー

彼の本当の気持ちを知らなければ、彼のことを想い続けることができます。
彼の気持ちがもう自分にないとしても、彼に「好きだよ」と言ってもらう方が幸せと思える時もあります。
彼が本当のことを言わないのは彼のやさしさ。

彼の本当の気持ちに気づいていながら、彼のウソのやさしさに甘えようとするのは、己の弱さ。
それでも、もう少し甘美な夢を見ていたいと思う、女心にも頷けます。

恋に温度差があるのは当然

「恋人として男と女で違う点は、女は一日中恋をしていられるが、男は時々しかしていられないという点だ。」

モーム

大好きな人とつき合ってみたら、自分と彼との温度差にがっくりくることもあるかもしれません。
でも、そこで彼を責めるのは間違いです。女性と違い、男性は一度にひとつのことにしか意識を注ぐことができません。
女性は、授業中や仕事中でもついつい彼のことを考えてしまうもの。でも彼は、仕事中には仕事のことしか考えられないのです。

そんな男女の違いを知っていれば、思っていたほど彼が自分のことを考えてくれなくても、それほど気にならないかもしれませんね。

勝ちたいなら自分を磨く

「ライバルに不安を抱いたら女は負けです。」

デュ・バリー夫人(フランス国王、ルイ15世の公妾)

何とも力強い言葉です。
彼女は、それこそライバルに勝たなければ自分の存在意義は見いだせなかったでしょう。

恋をすると、彼に特別な想いを抱く他の女性の存在がことのほか気になり出します。
時には、そんな存在はいないというのに、彼に他の女性の影を想像してやきもきすることも。

しかし、本当に大切なことは、ライバルを妬ましく思うことでも牽制することでもありません。本当にライバルに勝ちたければ、自分自身を磨くのです。

自分が少しでも美しく、賢く、彼にふさわしい人間になれるように努力する。それをせずに、他の女性に彼を取られることをおびえていては、何も変わりはしないのです。

相手の視線の先を見るのが愛

「愛する――それはお互いに見つめ合うことではなく、一緒に同じ方向を見つめることである。」

サン・テグジュペリ

恋をする男女は見つめ合う。しかし、この段階では、お互いが同じ将来を見つめているのかどうかは判明しません。
一方がずっと共にあることを望んでも、他方が別の方向を向けばそれはかなわないのです。

本当に愛することとは、お互いがお互いの見つめる先をともに見つめることです。
相手の望みをかなえるために相手の視線の先を見るのです。

相手の幸せを望み、相手と同じ方を向いて歩むことが愛。恋を超えた大きな想いです。

相手を受け容れ許す

「もし本当に愛したいと願うなら、許すことを知らなければなりません。」

マザー・テレサ

恋をすると、相手を縛り、自分が相手の全てでありたいと願います。
恋は無償ではなく、自分が相手に気持ちを向ける分、相手からも同等のものを得たいと願う心です。そこで、相手が何か間違いをおかしたり、自分以外の人を好きになることを拒みます。

恋は相手の心を自分に向けさせたいという、一途な想いなのです。
反対に、愛は無償のもの。相手を想っても、相手から想われたいとは思わない、双方向性の気持ちではありません。

相手が間違いをおかしても相手を受け容れ、相手が自分以外と結ばれても、それが相手の幸せであれば許すのです。
愛とは、恋よりも深い、相手を想う心です。

いかがですか?
あなたは恋をしていますか?

恋とは甘美なもの。燃え上がる想いに身を焦がし、彼の気持ちが自分に向くと身体じゅうが幸せで満たされます。

同時に、恋とはさまざまな感情を伴う毒。嫉妬や彼への不信、恋が破れた時の辛い想い。数え上げればきりがないけれど、それでも、恋を知らないよりは知っている方が幸せ、と先人は言います。

辛いけれど素晴らしい、至高の恋を味わってくださいね。

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