大人の楽しみ「お酒」について知っておこう
大人、つまり「成人」することによって初めてできるようになることというものが沢山ありますよね。選挙で投票する権利が与えられ、裁判員裁判の裁判員に選ばれる可能性もありますし、また、国民年金の支払い義務も成人が対象となっています。大人になるということは、その分様々な責任を負わなくてはならなくなるということでもあるわけです。
以上のように、「成人」としていろいろな権利や義務が増える一方、大人の娯楽として嗜まれる「お酒」、「タバコ」などを自らの選択として体験できるようにもなります。(最近は「成人年齢引き下げ案」が進められるとともに、飲酒も18歳からにするのかなどの議論がなされていますが、現状として認められているのは「お酒もタバコも20歳から」です。未成年飲酒・喫煙は違法です。)
そして、今回はそんな大人の嗜好品である「お酒」についてのお話をしたいと思います。
お酒を飲むときに気をつけるべきこと
成人して、大学や会社などの人が集まる場所に所属すると、社交の場に出てくるのが「お酒」。お酒を飲んでお互いに少し気を許すことで仲良くなれたり、楽しい気持ちになれるため、お酒はコミュニケーションの潤滑剤のように活躍することが良くあります。
ただ、限度を守って飲めば楽しいお酒ですが、無理をすれば心身への毒にしかなりません。
大学生にありがちなのが「一気飲み」。コールと言って、相手にリズムに合わせてお酒を素早く飲ませるというものがあり、主に大学生などの若い世代が悪ふざけのつもりで行うことが多いです。そして、お酒を一気に飲み、アルコールを大量に摂取することで「急性アルコール中毒」になり、病院へ運ばれる人が大勢います。この急性アルコール中毒は、毎年死者も出している深刻な状況です。東京消防庁の調べ(平成26年度)によると、全体の43パーセントを占めるのが20代ということです。お酒を飲み始めたばかりでつい無理をして飲んでしまうということがないようにしましょう。
また、もう一つの大きな問題が「アルハラ(アルコール・ハラスメント)」。特定非営利活動法人ASKが定めるアルハラの定義は、
1.飲酒の強要
2.イッキ飲ませ
3.意図的な酔いつぶし
4.飲めない人への配慮を欠くこと
5.酔った上での迷惑行為
とされています。つまり、上記で説明した一気飲みを人に強要することはアルハラに当たるということですね。お酒は楽しみのために飲むものです。人に無理して飲ませることがあってはならないし、「空気を読んで飲め」と言われても、飲みたくない・飲めない場合ははっきりと断りましょう。
実はあまり知らないお酒の種類について
すでに20歳で、お酒を飲んだことがある人でもあまりお酒に詳しい人はいないですね。自分が飲んでいるものは何なのか、どんなお酒があるのかを知って、自分に合うお酒を探してみましょう。
・ ビール
「とりあえずビール」といって最初に頼まれやすいビール。しかし、実際のところ「ノリを合わせてビールにしているけどあまり好きじゃない」という人が多いようです。ノリなんて合わせる必要ないですから、無理にビールを頼むことはないですよ。
・ ウイスキー
割らずにウイスキーを飲むのはかなり上級者です。よく聞く「ハイボール」はウイスキーをサイダーで割ったもの。
・ ブランデー
私個人は、ブランデーを飲むという人に出会ったことがありません。お菓子づくりで出てくるものというイメージ。本来はストレートで香りを楽しみながら飲むものです。
・ テキーラ
よく「ショット」という方法でクラブなどで飲まれているものです。ショットのグラスは小さいですが、テキーラはアルコール度数が高いので注意が必要です。
・ ウォッカ
なんだかロシア人が飲んでいる印象の強いウォッカ。オレンジジュースなどのジュースで割ると美味しいですが、飲みやすい割に酔いやすいので気をつけて下さい。
・ ワイン
赤ワイン、白ワイン、スパークリングワイン。大人の飲み物というイメージのあるワインですが、種類など豊富すぎて大抵の大人もよくわかっていません。
・ 日本酒と焼酎
何が違うのか?と思われがちなこの二つ。日本酒は醸造酒であり、焼酎は蒸留酒であるというのが大きな違いです。ちなみに「チューハイ」には焼酎だけでなく、ウォッカなどの無色かつ香りがないお酒も使われているんだそう。
まとめ
以上、一部ではありましたが、お酒を飲むときの注意点とお酒の種類をご紹介しました。
飲み方を守って、大人としてお酒を楽しみましょう。