
成人式の対象年齢は何歳?成人年齢の引き下げにより変わったこと
2022年4月1日より、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。
そのことにより従来、20歳で行われていた成人式は何歳が対象年齢になるの?と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
今回は成人式の対象年齢、成人年齢が18歳になったことによる影響、よくある質問などを見ていきます。
成人式の対象年齢は自治体によって異なる?
2022年4月1日より成人年齢が引き下げられたことにより、成人式の対象年齢に関して混乱が起きたのは記憶に新しいですよね。
2023年が成人式の対象年齢を18歳、19歳、20歳と混同させた自治体もあったようですが、
2024年の成人式は、ほとんどの自治体が従来通り20歳を対象としています。これにより、成人式の名称も「二十歳の集い」など、対象年齢が20歳であることがわかりやすく変更されている場合が多いです。
成人式の対象年齢は自治体によって異なる場合があります。
例えば、三重県伊賀市では、2023年に20歳、19歳、18歳の順に成人式を行い、
2024年からは18歳を対象とすることを発表しました。
このように、自治体ごとに対応が異なるため、成人式の対象年齢については事前に確認が必要です。
成人式はいつ?実施年と対象となる生年月日
2023年11月時点では、多くの自治体で成人式の対象年齢は次のようになっています。
2025年の成人式:2004年4月2日~2005年4月1日生まれ
2026年の成人式:2005年4月2日~2006年4月1日生まれ
2027年の成人式:2006年4月2日~2007年4月1日生まれ
高校卒業後、現役で大学に入学した場合、大学2年生で成人式を行います。
成人式の対象年齢は自治体によって異なる場合がありますが、基本的には20歳を対象とする伝統が続いています。
成人式は一般的に1月の第2月曜日
多くの自治体では、成人式は1月の第2月曜日に行われる「成人の日」に合わせて開催されますが、地域によっては異なる日程で行われることもあります。
例えば、北海道の一部地域では、雪の影響を避けるために夏に成人式を行うことがあります。
また、お盆の時期に成人式を開催する地域もあり、帰省中の新成人が参加しやすいように配慮されています。
2025~2027年の成人の日は以下の通りです。
2025年(令和7年)1月13日(月・祝)
2026年(令和8年)1月12日(月・祝)
2027年(令和9年)1月11日(月・祝)
成人式の振袖はいつレンタルするのがいい?
成人式の振袖は、いつレンタルすればいいのか気になりますね。
実は、成人式直前の12月でも振袖をレンタルすることは可能ではあります。しかし、その頃には人気の柄や色はほとんど予約が入ってしまい、選択肢は非常に少なくなってしまいます。
また成人式当日の着付けのお時間が、すごく早くなってしまう場合が多いです。
豊富なデザインやサイズから選ぶためには、成人式の2年~2年半前からお店の情報収集を始めることが重要です。特に、高校3年生の1月から3月の時期は、前年の成人式で使用された振袖が返却され、店頭に多くの振袖が並ぶため、選択肢が豊富です。
次におすすめなのは、成人式から1年半前の8月から9月です。この時期も新作の振袖が入荷し、親子で時間を合わせやすい夏休み期間中に選ぶことができます。ギリギリでも、成人式の半年前までにはレンタルの手配を済ませるようにしましょう。早めに予約することで、希望のデザインやサイズの振袖を選ぶことができ、前撮りの予約もスムーズに行えます。
成人年齢が18歳に引き下げられた理由とは?
日本では1876年以来約140年にわたって成人年齢は20歳と定められていました。
2022年に成人年齢が引き下げられてた理由として、選挙が大きく関係しているのをご存じでしょうか?少子高齢化が進む日本では、どうしても絶対数の多い、多く投票数を持っている高齢者優先の政策に偏りがちです。それでは日本の未来の為になりませんよね。そこで若者の自己決定権を尊重し、社会参加を促すことを目的に、民法上でも18歳以上を成人として扱うべきだといった議論がなされ、2022年に成人年齢も18歳となりました。
成人年齢の引き下げで変わること
成人年齢が18歳に引き下げられたことによって、18歳からできること、従来通り20歳にならないとできないことを見ていきましょう。
18歳でも出来るようになったこと
- クレジットカードや携帯電話の契約
- 保護者の同意なく男女ともに18歳で婚姻可能(女性は16歳だった結婚可能年齢が引き上げ)
- 自分の名義で賃貸物件を契約できる
20歳にならないとできないこと
- 飲酒・喫煙
- 公営競技(競馬、競輪、オートレース、競艇)の投票券の購入
- 養子を迎える
従来は「成人したお祝いにお酒をのむ」という方も多かったですが、現在は成人しても20歳にならないと飲酒、喫煙は出来ないため注意が必要です。
成人式の出席する際の注意点
20歳は、就職活動や仕事、学業などで忙しく、なかなか成人式のことまで頭が回らないですよね。特に実家から離れて暮らしている方は、地元の成人式がどうなっているのか気になってはいるけれど…という方も多いのではないでしょうか。そこで、最低限の成人式に出席する際の注意点を見ていきましょう。
ドレスコードを知っておこう
成人式に出席する際の注意点として、まずは服装が挙げられます。成人式には厳密なドレスコードは存在しませんが、多くの女性が振袖を着用します。振袖は華やかで成人式にふさわしい装いですが、必ずしも振袖でなければならないわけではありません。ワンピースやスーツなど、フォーマルな服装であれば問題ありません。ただし、露出が多すぎる服装やカジュアルすぎる服装は避け、お祝いにふさわしい格好することが重要です。また、メイクやヘアスタイルはTPOを守った上で、自分の個性を最大限に引き出しましょう。
引越した場合も参加ができるか確認しておく
成人式の案内状は、住民票がある自治体から現住所に送られます。
そのため、進学や就職で市外に引っ越して住民票を写している場合、地元の案内状を受けとることはできません。地元の成人式に参加したい場合は、自治体に問い合わせて案内状を送ってもらうなども可能なので、電話やHPで確認しておくと安心です。
参加状がなくても成人式に参加することが可能な自治体もありますが、記念品は参加状と交換、という場合が多いので記念品を受け取りたい場合は早めに手続きを行いましょう、
前撮りや美容院などの予約を早めにしておく
成人式当日は、多くの新成人が同じように美容院で着付けやヘアセットを行うため、人気の時間帯はすぐに予約が埋まってしまいます。直前に美容院の予約を入れようと思っても予約が一杯で受け入れてもらえず、着付け難民になってしまうことも。
また、成人式に振袖を着ていく場合、事前に写真撮影をする「前撮り」をする方も多いですが、こちらも直前になると予約が一杯になってしまう可能性があります。特に人気の美容院やスタジオは、あっという間に予約が埋まってしまいます。前撮りも、美容院の予約も余裕を持って早めに予約するようにしましょう。
成人式についてよくある質問
成人式はいつから18歳になる?
成人年齢が18歳に引き下げられても、従来通り成人式の対象年齢は20歳の自治体がほとんど。「成人式」の名称のままだと、その対象が18歳になってしまうため式典を「20歳のつどい」などに変更する自治体が多いです。18歳で式を行う自治体は三重の伊賀市、大分の国東市、宮崎の美郷町の全国で3カ所しかありません。
成人式はなぜ20歳からなの?
成人式が20歳から行われる理由は、明治時代に制定された民法に基づいています。当時の日本人の精神的成熟度や平均寿命を考慮し、20歳が適切と判断されました。成人年齢が18歳に引き下げられましたが、18歳の1月は新成人の多くは受験、就活シーズンの真っ只中で参加することが難しいと考えられます。また、成人式は同窓会的な意味合いも含まれているので、従来通り成人式の対象年齢は20歳のままなのです。
成人式は18歳に引き下げられたことによるメリットは?
成人年齢が18歳に引き下げられたことで、若者は親の同意なしに契約ができるようになり、早くから自立した生活を送ることができます。また、選挙権を早くから得ることで、社会参加の意識が高まります。
まとめ
成人年齢が18歳に引き下げられたことで、若者の社会参加がより早くから可能になりましたが、成人式は引き続き20歳で行われることが多いです。これから成人式を迎える皆さん、振袖選びや美容院の予約など、準備を楽しみながら進めてくださいね。成人式は一生に一度の特別な日です。友達や家族と一緒に素敵な思い出を作りましょう!
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