アレンジ色々!成人式の振袖帯結び3大アレンジ
世界の民族衣装の中で最も後ろ姿にこだわっているのが、日本の着物。特に振袖は帯結びのアレンジも豊富で、後ろ姿も華やかです。振袖を身にまとう成人式では、帯結びまでこだわって後ろ姿もバッチリ決めたいですよね。
そこで今回は、振袖帯結びの3大アレンジをご紹介します。それぞれの帯結びごとに特徴をまとめました。これから前撮り撮影会で振袖を着用される時や、成人式当日の振袖の帯結びアレンジの参考にしてみてください。
振袖帯結び3大アレンジ
振袖の帯結びはたくさんの種類がありますが、大きく「お太鼓結び系」「文庫結び系」「立て矢結び系」の三つの系統に分けることができます。着用者の体格や帯の雰囲気によって、それぞれ似合う結び方が変わってくるので、自分の体形や持っている帯の雰囲気に合う帯結びのアレンジを確認しておきましょう。
お太鼓結び系アレンジ
出典:https://hon-matsuba.co.jp/furisode/
左右に羽をつくってボリュームのある華やかな帯結びが多いのが「お太鼓結び系アレンジ」。よく名前を聞く“ふくら雀”もこの「お太鼓結び系アレンジ」の一つです。
「お太鼓結び系アレンジ」はボリュームのある結び方なので、しっかりした体格の方向きの帯結びになります。お尻までしっかり隠れる結び方が多いので、より綺麗で魅力的なバックスタイルになるには、華奢な体系の方よりもふっくらした体系の方がいいかもしれません。
古典的な柄行の帯がしっくりマッチする帯結びです。
文庫結び系アレンジ
出典:https://hon-matsuba.co.jp/furisode/
「文庫結び系アレンジ」は、大小の異なる大きさの羽を複数つくる清楚で気品のある帯結びが多いです。上から下へ、縦に羽が流れるのが特徴です。
「お太鼓結び系アレンジ」「立て矢結び系アレンジ」と比べると、背中の上の方にちょんと乗ったこじんまりして見える帯結びなので、小柄で華奢な体格の方におススメ。長身の方よりもバランスよく、キレイなバックスタイルになります。
古典的な柄の帯よりも、モダンな柄の帯が映える帯結びです。
立て矢結び系アレンジ
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シンプルでありながら、個性的で存在感のある帯結びが「立て矢結び」。帯が背中に密着した動きやすい帯結びのため、江戸城の御殿女中達がこの結び方で帯をしめていたといわれています。現在は羽の数や広げ方などを変えて、アレンジ結びも幅広くあります。
「立て矢結び系アレンジ」は特に背の高い方におススメの帯結びです。大ぶりな羽が斜めに傾いて上下にあるので、視線が斜めに流れ、長身をより魅力的に見せてくれます。また、近頃は成人式で「立て矢結び系アレンジ」の帯結びをしている方はあまりいないので、他の人とは違う帯結びをしたい方にもおススメですよ。
古典的な雰囲気のシンプルな帯がよく似合う帯結びです。
自分に似合う帯結びを見つけよう!
振袖の帯結びは様々な種類があり、バックスタイルも千差万別の魅力があります。自身の体格や振袖の雰囲気、帯の柄行にマッチした、自分だけの帯結びで成人式に行きたいですよね。
とは言え自分にはどんな帯結びが合うのか、自分の振袖と帯にはどんな帯結びが合うのか、自分自身ではわからない方も多いと思います。そんな時は着付け師さんにお任せするのも一つの手です。着付けのプロがあなたの体形や振袖・帯の柄行にマッチする帯結びで着付けてくれること間違いナシですよ!
一生に一度の晴れの日である成人式は後ろ姿にまでこだわって、納得のトータルコーディネートで迎えてくださいね。