成人前に知っておきたい!大人のマナーとは?
大人ならば知っておきたいマナーの数々。成人を迎え社会に出ると、自然と“大人”としての立ち居振る舞いが求められるようになります。TPOにあったマナーを心掛けることは、大人となる第一歩です。
そこで今回は、成人前に知っておきたい大人のマナーについてご紹介。「言葉遣い編」「食事編」「冠婚葬祭編」と3つのパートに分けて見ていきましょう。
【言葉遣い編】大人のマナー
言葉遣いは、大人のマナーとしてとくに気を付けたい部分。社会に出ると、付き合う人の年齢層も立場も大きく変わります。TPOにあった言葉遣いを身に着けて、スマートな対応を目指しましょう。
言葉遣いの良し悪しは、大人の立ち居振る舞いの基本となる部分なので、しっかりとチェックしてくださいね。
若者言葉に気を付けて!
友達同士であれば、「超」や「マジ」といったいわゆる若者言葉を使うこともありますが、目上の人に対してはもちろんNG!失礼に当たるため、ときには直接注意されることもあるでしょう。ふとした瞬間に出てしまうので、普段から意識しておくと良いですよ。
敬語の使い方をチェック!
目上の人に敬語を使うのは当たり前ですが、知らず知らずのうちに誤った敬語を使っていることもあるので注意しましょう。例えば、「ご苦労様です」という言葉は、目上の人に使うのは不適切な敬語。目上の人に対しては「お疲れ様です」が正しいです。成人を控えたこの機会に一度、自分の言葉遣いを見直してみてはいかがでしょうか。
【食事編】大人のマナー
大人になると増えてくるのが披露宴会場や高級レストラン・料亭での食事。食事のマナーはおとなのたしなみの一つ。
事前にマナーを確認しておくことで、スマートな立ち居振る舞いになりますよ。どんなマナーをおさえておきたいのかチェックしていきましょう。
ナイフ・フォークは外側から
フレンチレストランや披露宴会場に行くと、テーブルの上にナイフやフォークが何本も並べられていることがありますが、これは外側から使うのが基本です。
また、ナイフやフォークを置くときにもマナーがあります。食事中の場合はお皿の上に八の字になるように置き、食べ終わった場合はそろえるように置きましょう。
音をたてないようにする
どんな食事でも気を付けたいのが、音。ラーメンやおそばであれば別ですが、基本的にくちゃくちゃと音を立てるのはマナー違反に当たります。洋食であれば、カトラリーをカチャカチャ鳴らしながら食事をするのもNGなので、注意しましょう。
知らないうちにしているかも?箸のNGマナー
普段から気を付けておきたいのが、箸のマナー。正しい持ち方をするのは基本ですが、その他にもいくつか箸のマナーがあります。例えば、食べ物を箸で突き刺す「突き箸」や箸を舐める「舐め箸」、箸を指しながらどれを食べようか迷う「迷い箸」などが例。
ついやってしまう、という人もいるので普段の食事から意識するようにしましょう。
ナプキンの使い方をマスター
フレンチなどのレストランでは、ナプキンが置かれている場合もあるでしょう。ナプキンは膝にかけるのがマナー。首から下げるといったことを耳にしたことがある人もいるかもしれませんが、NGマナーなので注意してください。
【冠婚葬祭編】大人のマナー
冠婚葬祭とは、元服、婚礼、葬式、祖先の祭礼のことを指します。大人になると、友人や同僚の結婚式をはじめ、冠婚葬祭に出席する機会が増えてきます。大人になってはじめて冠婚葬祭のマナーを知ったという人も少なくないので、知識として覚えておきましょう。
ご祝儀は新札で!
結婚式に包むご祝儀は、新札を用意するのがマナーです。手元にない場合は、銀行や郵便局の窓口で新札に両替をしてもらいましょう。
一方、お葬式に持って行く香典は、新札ではなく旧札を使うのが良いとされています。これは、亡くなることを予想して新札を準備していたと捉えられてしまうことがあるためです。ただし、あまりにも汚いお札はNGなのでその辺のバランスを考えてお札を選びましょう。
TPOによって服装が違う
冠婚葬祭に出席する際にとくに注意したいのが、服装。結婚式、お葬式など、それぞれ着るべき服装が異なります。
とくに結婚式で和装を着る場合、新郎新婦との間柄によって着て行くべき服装が異なる場合もあるので、注意が必要です。事前にどんな服装が適切なのか、調査してから足を運ぶようにしましょう。
マナーをマスターして、素敵な大人を目指そう!
大人のマナーは、一朝一夕では身につかないものも多いです。社会にでれば自然と身についていくものですが、周りから注意をされて恥ずかしい思いをした……という先輩たちもいます。
そうならないためにも、今からどんなマナーがあるのか確認をして、素敵な大人を目指したいですね。今回ご紹介したマナーは、ほんの一部にすぎません。“大人”として社会から認められるためにも、TPOにあわせた大人の振る舞いを普段から意識していきましょう。