「大人な対応」って一体どんな対応? - 大阪の振袖なら本きもの松葉

「大人な対応」って一体どんな対応?

日本では成人年齢は20歳とされていますが、高校を卒業する18歳ごろから「あなたももう大人なんだから……」という言い回しで何かを言われたことのある人が多いと思います。確かに法律上大人でないとしてもそれほどの年齢になれば判断力や行動力など、大人と同等なのではないでしょうか。

昨年、成人年齢を18歳へと引き下げる法案も通り、法律上もそれが裏付けられようとしています。では、この時に言われている「大人」というのは果たしてどういった言動をとる人のことを指しているのでしょうか。

今回は大人らしさとは、大人としてすべきことは何かということについてお話ししたいと思います。

「余裕がある態度」と「冷笑」を間違えてはいけない

幼い頃、大人というだけで人々なんだかとてもかっこいいものに見えたことがあります。仕事をバリバリとこなし、いろいろなことに詳しくて、言動に余裕がある、そんな姿が子どもとはかけ離れて見えたのです。

おそらくそんな憧れを抱いたのは私だけではなく、多くの子どもが同じように思ったことがあるのではないでしょうか。それは決して悪いことではないですし、「余裕のあるかっこいい人になりたい」というのは子どものみならず成人してからも思うことです。

ただ、最近の日本では「余裕があってかっこいい」の基準が少しおかしくなってきているとは思いませんか?余裕がある態度をとることと、いつでも第三者を気取り他人を冷笑しつつ傍観することを履き違えている人が増えてきているように思います。この、冷笑的に振る舞う態度のことをシニシズム(冷笑主義)といいます。

確かに、冷笑的な態度というのは一見余裕があるように見えます。必死に何かをしているよりも冷めた態度の方がそう見えるに決まっているからです。しかしその実、冷笑的な態度は実際には余裕があるように見せるために何かをマウンティングすることで成り立つのです。

実際には余裕がなくてもマウンティングして何かを下げれば相対的に自分が上に立っているようにみえるという技なんですね。中二病的でもあるといえます。

そして、そんな冷笑的な態度をとる人が増えてしまった状況で何が起きているかというと、真剣に必死に何かを伝えよう、行動を起こそうとしている人たちが馬鹿にされるという状況が生み出されています

例えば、今年の4月に最低賃金を時給1500円に引き上げることを求めて東京・新宿にてデモが行われました。時給1500円と聞くと何だか高い金額設定のように思う人もいるようですが、週5回1日8時間働いて1ヶ月24万円になる時給です。都市部で暮らすには月20万程度のお金がかかると言われているため、これは決して高すぎる時給などではなく、必要最低限と思っても良いくらいなのです。

しかし、このデモは1500円以下の時給で働く労働者からも批判を受けました。あなただって最低賃金が上がれば助かるでしょうと私は思うのですが、彼らは「そもそもデモなんかしたって意味がない」「1500円は夢をみすぎ」と決めつけ、デモをする人々よりも自分の方が現実的であると考えたのでしょう。これもシニシズム的な態度といえます。

まとめ

大人として余裕があるということは自分自身のことや自分が置かれた環境のことを正しく見て理解することができ、その時々に応じて必要な言動を行うことです。決して、他者をマウンティングして余裕があるふりをすることではありません。そんなことをしても社会は何の改善もしないし、意味がありません。

誰だって自分の言動でこの社会に影響を与えることができますし、大人であるからこそできることが沢山あります。その際にクールな態度でいられなくなったり、感情的になったりすることだってあると思いますが、そこは人間ならば仕方のないことです。それをかっこ悪いとしてシニシズムをかっこいいとする、そんな薄っぺらいかっこよさに引きづられる大人に、あなたはなりたいですか?

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